激動の6月

H7編成、三鷹

 6月初め、50両あった豊田車両センター所属の201系。ひと月を経て、半分の25両になった。一時代を築いた車両形式も、文字通り風前の灯になってしまった。
 H5(旧H14)編成は、最後にローテーションから外れて休日67T→平日69T→平日13Tと運用され、6月3日が最後の営業運転となった。そして5日に廃車回送。12日・19日には、2月19日に営業運転を離脱した青編成が廃回により全滅。そして、豊田に残っていたH1編成のうち3両も、青編成と共に廃回された。

 正直なところ、モハのトップナンバーには、また乗れるのではないかという淡い期待を持っていた。だが、それは叶わず。1月28日に乗った969Tが最後の営業運転となってしまった。「クハ201-1」も、1両だけ打ち首獄門状態で放置されており、廃車はされずとも、二度と営業運転に供されることはないだろう。

 時刻表に今後の営業運転が見当たらない「四季彩」の動向が気掛かりだ。そして、7月中旬にはH7編成がTK入場の予定とされており、H4編成のソロ活動状態がしばらく続くことになる。夏を前に、中央線201系のファンにとっては、心中穏やかならぬ状況が当分続きそうだ。