0と1と100(上)

 ここ数日は東京を離れ、福岡に帰省していた。そのご報告を、3回に分けてお送りしようと思う。
 中央線を離れるのには後ろ髪をひかれる思いであったが、九州人として気になることがいくつかあったので、ようやくまとまった休みが取れたこともあり思い切って帰ることにした。

 新山口駅で、偶然撮れてしまったツーショット。新幹線の最新鋭N700系と、初代0系。その顔つきはあまりに違う。

 新幹線といえば誰もが思い浮かべるこの顔。そして、由緒正しい白地に青帯のツートンカラー。日本の、そして世界の歴史を変えた車両「0系」が、最後の活躍を見せてくれている。私は、博多〜新下関間で2日にわたって乗車し、写真を撮っておいた。

 博多駅での「ひかりレールスター」との横顔の並びでは、これまた違いが際立つ。

 新下関では、偶然0系の訓練車も見ることができたが、傷みが激しく痛々しかった。

 ところで、東海道・山陽新幹線では、この列車も貴重な存在になりつつある。

 私にとって「のぞみ」といえばこの車両。時速300キロといえばこの車両だった。500系が16両編成で東京〜博多間を疾走する日々も、もう決して長くはなさそうだ。

【注】この項には、サブアカウントに保存した写真を使用しています。