0と1と100(中)

 君と、好きな鉄道会社が、100年続きますように――

 私が幼少期に長いこと接していた西鉄こと西日本鉄道が、今年100周年を迎えた。上の写真は、その記念ラッピング電車の8000形だ。

 まったく関係はないようだが、黒に対して白のラッピングの8000形も走っている。右は、色はノーマルだが今年登場したICカード「ニモカ」のラッピングが施されている。

 通学にも西鉄電車を毎日利用していた時期があり、ダイヤグラムを常時携帯していた(西鉄は現行ダイヤの縮刷版を駅で無料配布している)のだが、当時は写真を撮るという発想がなかったので、今更ながら新鮮だ。

 私が一番好きなのが、この黄色の2000形。1974年のローレル賞を受賞した車両だ。どういうわけか、このときは真昼間に特急運用に入っていた(通常は、特急は8000形、急行は2000形または3000形、のはず)。

 最新鋭の3000形は昨年登場したステンレス車両。西鉄らしいカラーリングだとは思うが、まだちょっと違和感がある。

 ちなみに撮影場所は薬院と平尾、それに筑紫。本当は田園風景の中を走る西鉄電車も撮ってみたいと思ってはいるのだが、今回は時間の都合で断念。
 100周年記念乗車券のたぐい(ニモカよかネットカード、記念乗車券)も、この機会に購入した。すでに売り切れているものもあったが、それは東京に戻ってきてから日比谷の鉄道フェスティバルに出展している西鉄ブースで買いそろえることができた。