【大幅加筆】第一発見者(※15日に記入、16日に追記)

 いつものように、午前3時50分に三鷹跨線橋に行ってみた。

 201系H4編成が「各駅停車三鷹」表示で出区準備をしている。その後、表示は「59T 各駅停車東京」に。

 いつもより動き出すのが遅いなと思っていると、4時20分ごろに異変が発生。

 H4がヘッドライトを消したかと思うと、なんとパン下げして再び眠りについてしまった。跨線橋に静寂が訪れ、4時前に時間が逆戻りしたような錯覚すらおぼえたが――

 やがて空は白みはじめ、201系を差し置いて三鷹所属の電車が目を覚まし始める。最初は東西線直通のE231系800番台から。

 すっかり夜が明けても、201系がミツ区内に眠っているという光景には強烈な違和感を覚えた。

 いつもは真っ暗な時間しか撮れない電車区の裏からも、この通り。

 目を覚ました電車たちは次々と、朝の通勤輸送へと出陣していく。

 そしてついに、201系H4編成が眠る三鷹車両センターの脇を、201系H7編成が東京行きで通過していった。
 
【以下、16日に追記】

 電車区の職員と思われる人々が床下を点検したり、再びパン上げを試みたりする場面もあったが、やがて左右両隣の電車も出ていき、H4は古巣にポツンと取り残されてしまった。

 さっき上っていったH7は東京駅で折り返して、高架の下り線を走っていった。
 私は深夜に仕事を終えてから、30分しか寝ていなかったので、ここで一度撤収。まさかこんな長丁場になるとは思わなかった。
 
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 3時間ほど家で眠ってから電車区に戻ると、H4は「回送」表示に変わっていた。

 どうやら出区に向けた点検を行っているようだ。「59T 回送」の表示で、正午過ぎにヘッドライトも点灯した。

 そしていよいよ、8時間遅れの出区の時が来た。

 普段は、朝の4時20分に来れば見られる光景。でも、その時間には営団05系はここにいない。

 電車区から三鷹駅4番線に進入するというのも、201系に限らず普段見られない光景だと思う。

 発車に少し手間取ったが、後続の中央特快で追い抜くことができたので、立川でもう一度。

 一体どこが悪いのだろうか。復帰までに時間がかかるのだろうか――気になるが、あまり心配しても仕方ない。
 
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 その後すぐに、相棒のH7が大月行きで下ってくる。

 もともとは先回りして山線内で撮る予定だったが、とりあえず高尾で。

 折り返しの上りは撮ってすぐ乗らないと仕事に間に合わないので、停車時間のある四方津にて。

 さらに折り返しで大月行きになるH7を神田で撮って、仕事に向かった。