フィナーレが近づく

 きょうの午後の豊田車両センターの光景。

 金曜から武蔵小金井にいた201系H4編成が、豊田に回送された。ひょっとしたら、と思ってはいたが、H7の隣に留置された。

 きょうはホワイトデー。バレンタインデーに両編成の並びを撮ったときには、1ヶ月後のこんな並びなんて予想していなかった。この場所で「回送」表示で並ぶなんて。

 「♪木の葉のようにさらわれて/ばらばらに落ちていっても/同じ土に還るまでのすべて/それを幸せという」――一青窈「うんと幸せ」の歌詞が、私には201系の事のように聞こえてならない。そう、201系を追い続けてきた毎日は、とても幸せだった。一つの区切りこそ迎えたが、まだ終わりではない。
 この2編成がこの世から消える日まで、私の「うんとしあわせな日々」は続く。