中央線と201系の10大ニュース・2009(中)

 今年の出来事をランク付けするとどうしても記憶に新しい項目が上位に来るのだが、実際今年は後半のほうが印象的な出来事が多かったように思う。

2位:三鷹国分寺間、上下線とも高架化

 今月初めの出来事なので、皆さんよくご記憶だと思う。2007年7月に下り線が高架化された三鷹国分寺間で、地平に残っていた上り線も高架に移された。これにより多数の「開かずの踏切」が解消し、連続立体交差化事業はおもに立川〜西国分寺間の上り線を残すだけとなった。



▲試運転はH58編成だった
 

▲高架化された武蔵境の上下線で201系が並ぶ

3位:中央線開業120周年

 新宿〜八王子間の中央線は今年で開業120周年。JR東日本八王子支社は大々的にキャンペーンを張り、多くのイベントを開催した。583系を筆頭とする記念列車の中央線での運転や記念商品の販売など、内容も充実していた。



▲記念列車も運転された
 

ヘッドマークでファンへの周知もしっかり

4位:ヘッドマークを4編成に装着

 前項と重複するが、中央線開業120周年を記念してE233系T11編成とT39編成に8月から4ヶ月半の間、ヘッドマークが取り付けられた。また12月の高架化工事成功を祝ったヘッドマークも短期間ではあったが、T23編成とH54編成に装着され、中央線のE233系は一時的に4編成が同時にヘッドマーク付きで営業運転に就いていた。



▲開業120年、親しみやすいデザインが目を引く
 

▲高架化のヘッドマークもよく似合っていた

5位:ホリデー快速の上り東京延長

 「7位」の項で書いたように、今年3月14日のダイヤ改正ではH運用の集約が行われた。休日は夕方に奥多摩・武蔵五日市からホリデー快速として都心に向かう電車を新宿行きから東京行きに変更。折り返しで入庫させず、五日市線富士急行線に直通する分割運用に活用することになった。ところがダイヤ改正初日は春の嵐で朝のホリデー快速が3本中2本運休。結局、東京行きのホリデー快速も2本は三鷹始発で運転された。



▲最初の東京行き「おくたま・あきがわ4号」
 

▲初日の「6号」は三鷹始発東京行きだった