変わりゆく路線と、変わらない電車

 3年半ほど前に、武蔵小金井の踏切で撮った1枚の写真がある。

 何を思って撮ったのかおぼえていないが、風景に変化が起きていることを感じていたのは確かだ。名刺入れほどのサイズのコンパクトデジカメで撮ったこの風景。過去の中央線の写真をあまり撮っていない私にしてみれば、かなり貴重な記録だ。

 ↑これは、きょうの午後にほぼ同じ場所から撮った写真。高架駅は完成が近付き、歩道橋は線路の手前で切れている。でも、まだオレンジ色の電車は走っている。上下の電車がここですれちがうことはないけれど、まだ今後5日間はこの風景を見ることができる。