滞泊十選《2》〜青梅〜

 大月の次に、201系の撮影のために夜営したいと思ったのが青梅だ。
 青梅線の青梅行きの終電は、東京駅から各駅停車で下る。青梅に到着するのは深夜1時14分。これも当然、翌朝4時35分の初電となるまで青梅駅のホームで眠る。

 駅前に店が数件ある以外は住宅地が広がっていて、青梅の夜は静かだ。行ったのは8月上旬、屋外で夜を過ごすには悪くない季節だ。この踏切にも時折撮影者の姿を見かけたが、いたって静かなものだった。すべての電車が眠りについても、ホームは一晩中明るかった。
 このときの詳細も、こちらで以前にご紹介している。夜が明けてからは青梅〜宮ノ平の回送を撮ったり、なかなか長い夜だったけれど、とても充実した一夜となった。