滞泊十選《4》〜拝島〜

 仕事のために昼夜逆転の生活を送ることが多い。それを生かして、あまりほかの人たちが見ていない「201系の寝顔」を撮ってみようという試みを続けてきた。昨夜は久々にそれを実行してみたのだが、さすがに昼夜逆転に拍車がかかるのが辛いところではある。

 ↑E233系に囲まれ、眠りに着く直前の201系H7編成。直前に会った青梅線沿線在住の方にも「え〜っ? あそこ撮れませんよぉ!」と言われ、多くを期待せずに行ったのだが、大型三脚や望遠レンズをフル活用してなんとか姿をとらえることができた。
 反対側に回りこんで、踏切からも見上げるようにして撮影できる。駅に近い側からだと顔が遠く、裏側からだとそばまで行けるというのは三鷹と似た感覚だ。

 真っ暗なのでピントを合わせるのに苦労するのだが、今の季節は午前3時半を回ると少しずつ空が白んできて、撮りやすくなってくる。そして6時近くになって出発するころには、もう完全に夜が明けている。

 過去の写真の中から201系の夜間滞泊を紹介しようと思って始めたこのシリーズだが、まさか新しい写真をご紹介できることになるとは思っていなかった。今後も状況を見ながら随時載せていきたいと思っている(これまでの掲載分→大月青梅河辺)。